エターナルアース・EXテリアについてのQ&A
Q1. エターナルアース・EXテリアはどんな塗り壁材ですか?
Answer 天然素材の漆喰(消石灰)を主成分にした、主に外壁用としてお使いいただける塗り壁材です。あらかじめ骨材(2㍉程度)が含まれております。
Q2. 外壁の下地は?
Answer エターナル・ボード・システム(E・B・S)というセメントボード工法を推奨しています。この工法は湿式工法と乾式工法の利点を活かした画期的な工法です。工期の短縮と人件費の節約に貢献できます。
または一般的なラス網に 軽量モルタルでの下地工法でも施工可能です。軽量モルタルの収縮によるクラックを防ぐ為、耐アルカリ性のメッシュを表層部 全面に伏せ込んでください。 下地には、適度な吸水性が必要です。その為、サイディング工法、パネル工法等への施工は避けてください。詳しくは施工要領書をご覧ください。
Q3. 不燃材として使用できますか?
Answer エターナルアース・EXテリアは消石灰を主成分とする漆喰であるため、建築基準法第2条第九号に基づき不燃材として使用が認められています。
<建築基準法第2条第九号の規定に基づき、不燃材料を次のように定める。>建築基準法施工令第108条の2各号に揚げる要件を満たしている建築材料は次に定めるものとする。(一.コンクリート、二.レンガ、十四.漆喰、十五.石)
Q4. 季節によって施工上の注意点はありますか?
Answer 夏場の高温時に外壁を施工する場合、下地が高温の状態で仕上げると急激に乾燥し、密着不良(ドライアウト)が発生します。出来るだけ施工を避けてください。やむを得ず施工する場合は、モルタル下地に水打ちをしてから施工または、日陰をつくり急激な乾燥を避けてください。
冬場で外気温が5℃以下になる場合、水分が凍結したり乾燥不良が起こりやすく密着不良、白華現象、色ムラなどの不具合が起こるので施工は避けてください。
Q5. どのくらいで乾燥しますか?
Answer 外壁に施工した場合、モルタル下地との密着が安定するのに夏場で1~2日以上、冬場は2~3日以上必要です。連続して晴れが続く日を選んで施工してください。密着が安定していない施工中又は、施工翌日に雨が降ると密着不良を起こす危険がありますのでご注意ください。
Q6. 木部に接した部分に施工はできますか?
Answer エターナルアース・EXテリアはアルカリ性が強いため、ウッドデッキや外壁の木部と接すると木部のアクを引き込みシミになる恐れがあります。必ず見切りを入れて木部と直接触れる施工は避けてください。また、木部と組み合わせて施工する場合は、漆喰を上部に木部は下部に施工し、雨水によるアクの引き込みを避けるようにしてください。
Q7. 雨だれ等で汚れがつくのでは?
Answer 雨垂れの汚れはサッシに溜まった汚れが雨に流され壁面に流れた際に壁の凹凸に残り汚れとなります。また、雨水の通り道は、漆喰の密着不良を起こす危険が高まります。サッシ、換気口へは水切りを設けることで汚れ及び密着不良の危険性は弱まります。
Q8. それでも外壁の汚れが心配です。
Answer シリコーン製の浸透性吸水防止剤を配合していますので、多湿環境によるコケや藻の発生を抑制し酸性雨等からの外壁の劣化も長期に渡って防ぐことができます。
Q9. クラックは起きませんか?
Answer 繊維状のクラック抑制材を配合しておりますのでヘアクラックにはかなり効果が期待できます。
ただし下地が割れたり動くようなことがあれば、合成樹脂を含まないエターナルアース・EXテリアは追随できずクラックが入ってしまう可能性はあります。しかし、この商品は粒子が均一で割れににくい性質を持っていますので、施工要領書通りの施工をすればクラックを防ぐことができます。もしクラックが入ってしまった場合、表面上の割れであれば、上から塗布することで補修することができます。
Q10. 下地が透けてしまうことはありませんか?
Answer 雨が降った後などにモルタル下地が透けてしまう可能性はあります。ただし、吸水防止剤及びクラック抑制材の効果で吸水を防ぐため気になる程ではありません。
Q11. 施工したいけれど金額的に高価になってしまいませんか?
Answer 天然素材へのこだわりは内装材ではもちろんのこと外装材でも高まってきています。エターナルアース・EXテリアは従来の同等品に比べて安価にご提供できますので、ぜひともお使いください。樹脂系の材料と同等程度の金額で施工可能です。